てぃーだブログ › ATALAS Blog › んなま to んきゃーん › 第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」

2016年09月20日

第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」

第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
先週、遂に連載100回を突破してしまして、ここはひとつ特番でもやろうと思ったものの、いつもの地味な石碑では華やかさに欠けるということで、石碑には似ているけど、どちらかといえば石像に近い、島のあちこちにある巨大生物のモニュメントを「ん to ん」らしく集めてみました。出落ちのお遊び企画ですが、味付けはむしろいつもの感じかもしれません。では、巨大生物を追って島を巡って見ましょう~♪
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
まずは下地のサニツ浜公園にいる巨大な「宮古馬」から。在来馬種の宮古馬が小さいだけに、この大きさは「Attack on Titan」級といえます。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
続いてはインギャーの山の上にいる「牛」です【左】。サイズは実際の牛よりも小さいですが、かなり有名な牛なので取り上げておきます。元々は山頂の東屋の屋根の上に鎮座していましたが、2003年の猛烈な颱風マエミー14號(気象庁発表の台風のアジア名のリストにある表記を基準とています)でしっぽも飛ばされてしまいました。その後、破損した東屋の建て替えで屋根から下ろされてしまいますが、山頂の広場に再度設置されました。
なお、右の牛はさらにサイズが小さいのですが、上野は高田に堂々と鎮座している、いうなれば弟分なので合わせて取り上げてみました(高田青年団歌)。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
お次は来間島のタコです。来間大橋を渡ってすぐ、島の入口にある遊歩道を歩いて、市の天然記念物にも指定されている「来間島断崖の植生」の中を進むと現れます。ここは中学生映画監督(当時)仲村颯吾の「島の時間(2009年)」の聖地(ロケ地)でもあります。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」タコ大漁だったので、他にも生息している仲間をまとめて紹介しておきます。

【左】まずは、城辺小学校の裏の公園にいるタコ型遊具。崖上の細長い公園は、部分的に周辺設備(トイレや駐車場)が整備され、タコもやや綺麗にされています(もちろん廃れているエリアもあるが、雑草がまず生えていない)。
【右】西仲宗根の上原市営団地にあるタコ型遊具。こちらは見事に草ボーボーの園地にあります。タコの塗装も剥げて黒ずんでおり、遊ぶ子供がいないのでしょうか。もっとも、タコの隣にある集会所らしき建物は、窓ガラスが割れたまま何年も放置され、ずっと廃墟のようになっています(それても団地は普通に人が暮らし居るという謎)。
【下】一連のタコの中ではイチオシの川満団地にある遊具です。上記のふたつと配色は似ていますが、足の数が多くて滑り台やトンネル、展望台まである複雑な造形をしており、一見の価値がある素晴らしい遊具なのですが、集会場の奥に隠されて雑草が生い茂り、とても残念な状態です。
ちなみに、このタコ型遊具といえば、すでに伝説級ですが、YouTubeに映像が残っていた「広末涼子 - ドコモポケベル初CM[1996]」です。これに出てくる遊具は城辺と西仲宗根のタコと同じタイプで、全国各地にたくさん生息しています。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」タコの次はカツオです。こちらは池間島の漁港ちかくにある公園の東屋の上でピチピチ跳ねています【上】。この公園は「池間行進曲」「沖縄珊瑚漁場開発根拠之地」など石碑的にも見どころがあります。
もう一尾のカツオ【左】は、佐良浜漁港にある「佐良浜漁港改築記念碑」(未紹介)です。サイズは小ぶり(カツオにしては大きい)ですが、こちらはリアルな感じがウリです。かつてこのモニュメントは伊良部離島総合センター(1978-2013)のカーブにありましたが、老朽化したセンターが解体され、跡地の公園の中央に移転しました。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
どんどん行きます。飛び立たない渡り鳥のサシバです【上】。
こちらはもはや語るまでもない、かの有名なフナウサギバナタの展望台になっているサシバです。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
そして伊良部はもう1羽、でかいのがいます【左】。こちらは佐和田地区の平成の森公園にいるサシバ型の遊具です。リアルなフォルムはさすが猛禽類らしさをにじませています。
っと、云いたいところですが、伊良部島と下地島を結ぶ「たいこ橋」の欄干には、より精巧なサシバが4羽もとまっています。さすがはサシバの島、伊良部島ですね【右】。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」ここまでは実在する動物でしたが、ラストは想像上の生物のシーサーです。シーサーの正しいサイズというものははっきりしませんが、このカママ嶺公園【上】のシーサーの遊具は、巨大生物の仲間に入れてあげたいサイズです。
そしてもう一体、とってもマイナーなシーサー型遊具【左】。こちらは城辺の福里第二団地の奥の公園で、ひっそりと大きな口を開けてたたずんでいます。このシーサーのいる公園は長いこと使われていないようで、雑草が生い茂り、フェンスも崩壊していて、まともな遊具がありません。古い団地とはいえ、なんかこの状況は寂しいですね。

101回目の「んなま to んきゃーん 」のイロモノ特番。いかがでしたでしょうか?。
今回の企画は、連載以前からマニアックな巡検の途中で撮りためておいた、ストックの蔵出しを軸に、新撮・再撮を織り交ぜて構成しました。本来はここで終わる予定だったのですが、蔵出しの中に面白い(一般的にはくだらない)物を見つけたので、延長戦としてもう少しだけ続けちゃいます。

と、いうことで延長戦です。

現場は2015年三月に廃校となった元宮原小学校のすぐ脇にある宮原公園です。学校裏の排水路は土底の井戸や瓦原橋、山田橋などにつながっています(土底村里井戸改修工事)。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
【左】公園の入口にはカエルのモニュメントがお出迎えしてくれています(2013年に宮原水辺公園緑化事業で整備された)。
【中】県道194号線沿いの学校脇にも大きなカエルが、子カエルを背に乗せて鎮座しています(もっとも、カエルの子はカエルじゃなくて、オタマジャクシなんですけどね)。
【右】そして肝心の水辺・・・川(水路)は草に埋もれています(葉影で水はちょろちょろ流れています)。むむっ。川の中になんかいますよ~?。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
【左】水路に沿った遊歩道を進んでゆくと、葉っぱの中から巨大なカエルが顔を出していました。
【中】奥にもう一匹いました。ちょっと種類が違います。こちらはミヤコヒキガエルでしょうか?。尚、この先(上流)はふたつの川が合流する貯水池(沈砂池)になっていますが、水面はほぼ見えません。
【右】そして過去の記憶を頼りに、葉の間を探すと、いましたいました。巨大なカメです。ぬーっと首を伸ばしています。
以前、見た時はもう少し公園や遊歩道(水辺を探索する非常に面白いコース)も綺麗に整備されていてカエルもカメもハッキリ見えていたのですが、いい場所なんですけどねぇ。訪れる人が少なくて管理もいまひとつで荒れ放題なのは、ちょっと残念でなりません。
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
【左】こちらは公園側の水路(右手奥が学校)。現在の状態です。草の茂り方が半端ないですね。
【中】こちらは同じところから撮影した、数年前の水路の状況です。草があまりなく水面も見えてい。。。あれれっ、なんかいますよ~!
【右】拡大してみました。でっかいトリ?。なんかハシビロコウみたいなモニュメントが確認できますけど、今はどこにいるかすら判りません。
以上、ラストは引っ張るだけ引っ張って出したオチでした。えっ、オチてない?。修業が足りなくてすみません。

なので、延長戦の延長戦しちゃいます(蔵出しというより、在庫一掃セール並か?)
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」
第101回 【連載100回突破特番】 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」ハイ!もう力技の出落ちオンリーです。
「牛」です。
「馬」です。
そして「豚」です。
これらは空港のそばにある宮古総合実業高校の第二農場の中にある、てづくりのモニュメント。見た目はとても滑稽ですが、もしかしたら家畜供養の意味合いとかがあるのではないかと、ちょっと感じちゃいました。
以上、今度こと第101回「んなま to んきゃーん 」の連載100回突破特番 「巨大生物モニュメント of MIYAKO」のエンディングです。長々とご精読ありがとございました。




同じカテゴリー(んなま to んきゃーん)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。