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2018年07月06日

log14 「ピンザのいる暮らし」

log14 「ピンザのいる暮らし」

もう7月!早くも1年の半分が終わってしまいましたね。
我が家の上半期の最大のトピックは、なんと言っても抽選で子ヤギが当たったこと!。
というわけで、今日はこの子ヤギの話です。

ヤギが賞品になること自体、内地ではなかなか無いけれど、宮古郡多良間村ではあるんですね~!。
log14 「ピンザのいる暮らし」
去る5月。友人や息子2人と共に多良間島で開催される一大イベント、ピンダアース大会を初めて見に行きました。
宮古島から西南西におよそ67キロメートルにある多良間島。この日は特別に日帰り観光が出来るようフェリーのダイヤ変更(朝早く出て、夕方に戻る多良間での滞在時間を通常より増やした特別ダイヤ)があり、片道2時間ほどかけて行って来ました。
ちなみに、飛行機だと約25分なのですが、お高いので迷わずフェリー「たらまゆう」に乗って初の多良間島へ!。

log14 「ピンザのいる暮らし」【ピンダアース】
「ピンダ」は「ヤギ」の多良間フツ(多良間言葉)。
「アース」は「合わす」が変化したのかと思っていましたが、「喧嘩・闘い」の意味だと宮古の方に教えてもらいました。つまり闘牛ならぬ闘山羊ですね。
しかし調べてみると「合わす」もあながち間違いではないようです。
というのも、日本では12世紀頃から闘犬のことを「犬合(いぬあわせ)」、闘牛のことを「角合せ(つのあわせ)」と称してたという説も見つかり、「合わす」という言葉自体に「闘う」の意味もあるのでは?と調べると国語辞典には無かったけど、古語辞典にありました!
「あはす【合はす】」の意味の7番目に「当たらせる。敵対させる。」と!。
そういえば「歌合戦」にも「合」の文字が入っていますね。

ちなみに、宮古島でのスタンダードなヤギの呼び方は「ピンザ」。来間島では少し変化して「ピンジャ」。そして沖縄本島や八重山では「ヒージャー」です。
ヒージャーオーラセーは同じく闘山羊の意味で、本島北部の瀬底ではピージャーオーラサイと呼んでいるそうです。そして抽選会ではやはりヤギ1頭が当たる大会もあるそうな。宮古や多良間だけでなく、沖縄ではヤギはお祝いの席でご馳走として振る舞われるので、上等な賞品として喜ばれるのでしょうね。
log14 「ピンザのいる暮らし」log14 「ピンザのいる暮らし」
ピンザアース大会は野外の広場で行われるので、誰でも観ることが出来ますが、私たちを含むほとんどの観光客は会場で1000円のチケットを買います。
このチケットにはオニギリとヤギ汁の引換券、そしてお楽しみ抽選会の抽選券が付いているので最後まで大事に持っていましょう。友人は失くしてしまい、ひもじい思いをして気の毒でした。

さて、ピンダアースは全頭オスで体重別の階級があり、小さなヤギの試合から始まります。中には戦意ゼロの逃げてばかりのヤギもいて、それもまた可愛くて笑いを誘っていました。
決勝戦にもなると、立派な角と角とが正面からぶつかり(正確には額をぶつけ合う)、カツカツと乾いた音を立てて、その様子は草食動物とは思えないほどの迫力でした!。
でも、その2頭の名前はピカチュウ号とイケメン号という、ちっともゴツくない名前。して、結果はピカチュウ号の判定勝ちでした。

さて、決勝戦の後はいよいよお楽しみ抽選会。
商品は島の特産品から電化製品までさまざまなものがあり、中でも一番目を引いたのが、子ヤギでした。
次男はずっとその子ヤギ狙いで、他の賞品のときに番号が読まれないように祈っています。抽選会の最後の最後。子ヤギの当選番号が読まれると、なんと次男に大あたり!。私も一緒に行った友人たちも、超~ビックリです。

次男は早速、子ヤギにメイちゃんと名付けました。メイちゃんはピンダアースの会場から帰る道々、草を食みながらマイペースな足取りで前泊港へ。フェリーではメイちゃんだけ貨物のところにタダ乗りさせてもらい、平良港からは私の軽自動車の後部座席に息子達と一緒に乗り、無事に我が家に辿り着きました。

最初の数日は、毎日息子の友達や先生も見にきてメイちゃんフィーバーでした。が、それも落ち着きヤギとの暮らしも早や1ヶ月半。

だんだんヤギのことがわかってきました。
 ・水は与えないで良い。濡れた草もダメ。下痢をする。
 ・糞は臭くない。水分がほとんど無く、カラッカラで硬い。雨に濡れてもベチョベチョしない。ちょうどフキャギに付いてる小豆みたい。

log14 「ピンザのいる暮らし」【フキャギ】
フチャギ・フカギとも。
薄っすら塩味の小豆が長細い俵型のモチの表面に付いているもの。初めて十五夜で食べたとき、おはぎっぽいものかな?と想像して食べたら甘みはまったく無くて衝撃的でした。
これはまた十五夜の頃、改めて掘り下げたいと思います。

ヤギ情報に戻ります。
・草の水分だけで1日何回もオシッコをする。そして臭い。繋いでるヒモにもオシッコがかかり、それを触ると手に臭いが着く。
・寂しがり屋で人懐っこい。メェメェ言いながら付いてきて、まるで1~2歳児の後追いのよう。
・花や葉っぱは食べるが、硬い茎や根は食べない。子ヤギだから?。次回のエサが生えてくるように?。
・草ぼうぼうのところに行くと、体にムツウサの種がいっぱいついてしまう。エサの種を自然と蒔いてる?

log14 「ピンザのいる暮らし」【ムツウサ】
宮古のどこにでも生えてくる雑草で、タネが衣類などにくっつく厄介者で、生命力がすごい。
近年はビデンスピローサと呼ばれ、お茶や化粧品などに加工されて、人気の高いハーブにクラスチェンジした雑草(それでも島の人の認識は、厄介な雑草でしかない)。こちらも機会があれば掘り下げでみましょう。

・ずーっと食べている。ウ◯コしながらも。自分で肥料も撒いてる?

もしかしたらヤギは草を食べ尽くさないように本能でコントロールしているのでは?と考えていますが、本当はどうなんでしょう?。
匂いを嗅いで食べない草もあるが、とにかくよく雑草を食べるので、本当に助かります。ビニールハウスのキワの所も食べるし、除草剤を撒くよりずっとエコで地球に優しいと思います。エサ代ゼロだし(笑)。

・高いところ大好き。エアコンの室外機の上もお気に入り。ジャンプしたり後ろ足で立ったりも上手。
・無計画に移動するので、よくヒモが絡まる。ビニールホースにヒモを通すと絡まりにくいと本で読む。ホース買ったけどヒモがうまく通らなくてまだやってない。
・メスでも角が結構伸びてくる。勢いよくすり寄って来ると私の太ももに刺さって痛い。
・毛の色が真っ白だったのにちょっと茶色ぽくなってきた。
・黒目が、細い横長で貯金箱みたいと思ってたけど瞳孔のようだ。暗いところでは黒い部分が大きく丸くなってさらに可愛い。
・犬のような散歩は不要なので楽だが、草があり日陰もあるところに1日何回か移動してやらないといけないので、これがちょっと面倒。
・「ヤギは雨に濡れると死ぬよ!」と色んな方に言われたので、そこに1番神経を使う。
log14 「ピンザのいる暮らし」
6月の台風のときは思ったより強い雨風だったので、いつもの寝ぐらの東屋から家の玄関(室内!)に避難させるハメに。台風シーズンが到来する前に早く立派な小屋を作ってやらねば。

以上、皆様がヤギ飼う際は参考にしてみてくださいね。

ではまた!あとからね~。

【ライタープロフィール】
川上 良絵~かわかみ よしえ~
神奈川県出身。2002年、宮古島に移住。
保育と介護、学童クラブのお仕事をしつつ、書店や小学校などで『おはなし会』を行なっています。
絵本の読み聞かせや、紙芝居の他、切り紙、折り紙、マジック、ミャークフツクイズなどなど、オマケコーナーも大好評。
参加費無料です。ぜひせび、遊びに来てくださーい!

『おはなし会』スケジュール ※どちらの店舗でも、およそ30分ほど。
◆TSUTAYA宮古島店
  毎月第4日曜日 午後4時から
◆ゲオ宮古店
  毎月第1日曜日 午前11時から




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