てぃーだブログ › ATALAS Blog › 金曜特集 特別編 › 【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年

2016年12月30日

【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年

【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年

2016年もあとわずか。今年も一年、ATALAS Blogをご愛読いただきありがとうございました。
一年の締めくくりとして、また来年の抱負として、ツキイチ金曜コラムのライターのみなさん(プラスα)にひとことづつ頂戴しました。

第1週金曜日 「宮古島四季折々」
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年
松谷初美(宮古人fromみゃーくふつメルマガ「くまかま」)

今年の3月からATALASブログにお世話になり、「宮古島四季折々」と題して宮古の季節の移り変わりを書かせてもらっている。ゆみふぃーさまい(読んでくださり)たんでぃがーたんでぃ。

30年ぶりに住む宮古。その自然に抱かれると、幼い頃の思い出の引き出しが思いがけず開いたり、新しい事に繋がったりとネタ探しも楽しい。昔から変わらない風景、様変わりしていく景色、いろいろあるけれど、島はやはり美しいと感じる。

来年は宮古の自然についてたくさん学び、自然と人との関わりを深く掘り下げることが目標。

やーにまい(来年も)ATALASネットワークと んーなん ゆーぬ やまかさ きすよーん にがい とうとーい(皆さんに 福がたくさん来るよう願って 尊い)!

※     ※     ※     ※     ※

第2週金曜日 「島の本棚」
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年
江戸之切子(from東京)

ATALASブログ島の本棚担当、江戸之切子です。
2016年も残すところあとわずかになりました。沖縄・宮古関連の本を紹介する「島の本棚」連載は、今月で15回目を迎えました。始めた当初は、出来るだけ宮古の本から紹介したいなと思いつつ、これがなかなか難しいものです。沖縄本は巷に溢れかえっていますが、宮古の本となると探すのに一苦労なのです。
しかし、それは私の怠慢なのだともわかってきました。よく調べれば宮古島は実は本の島、表現の島でもあるようです。ただその本達はネット検索なんて方法ではなかなか巡り会えない希少本や私家版、絶版本、あるいはタイトルから宮古を想像できないもの等が多く、まずは本を探すこと、入手することのハードルが高いのです。
それから、書評する側の勇気が試されるような火傷注意本も実は魅力的ですね(笑)。とにかく、昔から最近にかけてまで、本当に数多くの宮古島にまつわる本が生まれ続けています。知っている人は知っているもので、「こんな本あるよ!」という皆様からの情報にどれだけ助けられたことか。
更には代わって書評を書いてくれる人まで。そういう方々のご協力あって、御蔭様で何とか続けてこられました。有難うございます。それに、人の本の感想を読むのって楽しい!同じ本を皆で読んでワイワイと語り合いたいと思うようになりました。
最後に、実はこの「島の本棚」はかつて宮古を一世風靡したwebマガジン“あんちーかんちー”から魂(タマス)を引き継いでいます。こちらにもディープな宮古本がたくさん紹介されているので是非一緒に楽しんでいただきたいと思います。
というわけで、本年も大変お世話になりました。
皆様からの推薦書、もしくは執筆希望もいつでも大歓迎です。参加型のみんなの「島の本棚」になると嬉しく思います。

※     ※     ※     ※     ※

第3週金曜日 「続・ロベルトソン号の秘密」
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年
ツジトモキ(from東京)

今年は(私の本業である)ドイツに関係する学会で大きな仕事を引き受けてしまったこともあり、 肝心のロベルトソン号関連の研究をあまり進展させることができませんでした。しかし他方で、読者の皆様の応援に支えられて、「続・ロベルトソン号の秘密」の方はどうにか月に一回の連載をキープし、第二十話まで話を進めることができました。来年も引き続き、博愛記念碑60周年祭の模様を中心に、宮古とドイツの深い関係を紹介していきたいと思います。また今年は、このテーマに取り組んでいる国内外の様々な先生方と交流を持つことができた一年でもあったので、来年は、これまでの研究の過程で生じた新たな疑問の解明に努めていきたいとも思います。特にロベルトソン号漂着の詳細に関しては、ヘルンスハイム船長の日記だけに頼らず(時には疑ってかかり)、各国の文献にも当たりながら、負傷者や死者の数について、再検討していきたいと考えています。

なお、東京にて不定期で開催中の「宮古研究会」では、今年から『宮古史伝』の読書会も開催しています。この研究会では、宮古の研究者や専門家にとどまらず、宮古に興味を持つ幅広い参加者が集い、『宮古史伝』を手掛かりに宮古の歴史を学び直すだけでなく、「この史実はこんな見方もできる」とか「慶世村がこう書いた背景にはこういう事情があるんじゃないか」といった著作そのものの位置づけについての議論(こういうのをメタレベルの研究とも言います)もやっています。ご興味のある方はぜひご参加ください。

また来年2017年は、中村十作の生誕(1867年)から150年、下川凹天による日本初のアニメ制作(1917年)から100年、慶世村恒任の『宮古史伝』発刊(1927年)から90年など、様々な意味で節目の年にもなります。私としても、研究の対象をドイツとの関係に絞るのではなく、博愛記念碑の設立からリバイバルするまでの期間にも目を向け、人頭税の廃止を機に、宮古から多彩な人材が輩出されていく19世紀末から20世紀前半の宮古の動きをダイナミックに捉え直していきたいと考えています。来年もどうぞよろしくお願いします。

※     ※     ※     ※     ※

第4週金曜日 「宮古かいまいくいまい Seasun2」
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年
きくちえつこ(内地人from池間島)

宮古島のあのひとこのひと、あんなことやこんなことを紹介しております。
人の物語を通してつくづく思うのは、美しい海や輝く太陽や、おいしい食べ物や泡盛や、独自の歴史や風習や、音楽や鼓動や祈りといったこの島の愛しい宝もののすべては、「人」の中に凝縮されているのだなぁということ。
その息づきの圧倒的な塊に、いつもいつも魅入られては、それをどう伝えることができるか四苦八苦。
誰かを傷つけはしまいか、迷惑をかけはしまいかと、おっかなびっくりの連続です。
今年一年、本当にありがとうございました。来年もまた、懲りずに続けますので、よろしくお願いします。皆さま、よいお年をお迎えください。

※     ※     ※     ※     ※

火曜日 「んなま to んきゃーん」
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年
モリヤダイスケ(東京人from宮古島)

島の石碑を巡る旅として題して「んなま to んきゃーん」という名の拙い自由研究を書き続け、今年はとりあえずの目標だった連載100回を数えることがて来ました(2016年9月13日)。
連載100回記念の特番では、きっとなんかの役に立つんじゃないかと思い、これまで掲載した99回分の石碑(112個)の位置をまとめたリンク集を作成しましたが、作った自分でも使いあぐねています(笑)。
ま、何はともあれ歩みを止めるこみとなく、地道に毎週懲りずに書き綴り、年内は115回までカウントすることが出来ました。2017年も地味にニッチでマニアックな自由研究が続けられるよう精進したいと思います。
欲を云うなら、2017年はもう少しサボりたいです(爆)。

※     ※     ※     ※     ※

締めの締めは、一社ATALSネットワークのチェアパーソン、宮国優子からもひとこと。
【年末特集】 ゆく2016年 くる2017年

今年もみなさまのおかげで、楽しみながら学び、さまざまな活動をすることができました。
ありがとうございました。

「島を旅立つ君たちへ」を宮古地区4高校の卒業生、524人に渡せたこと。
ATALASブログで、宮古に関する研究や取材の成果が残せたこと(Blogトピック数112)。
法政大学沖縄文化研究所・宮古研究会やさまざまな組織、個人と、場所を選ばず連携をとれたこと。

そして、来年度は、さらなる研究と表現が宮古の活性化につながるよう始動します。

日本のアニメを作った下川凹天が初作品を作ってから、100年目という節目になります。
下川凹天を軸に、電子書籍や講座など、さまざまな活動を発展させていきます。
そこに、場所の垣根はありません。

より、ゆるやかに、より、はばひろく、人と人がつながることを目指します。
来年度もどうぞよろしくお願いします。

それでは新しい年もATALAS Blogをよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。



同じカテゴリー(金曜特集 特別編)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。