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2018年11月11日

第13話 「おじぎ草と落花生」

第13話 「おじぎ草と落花生」

前回の文章から2週間。
スマホの写真を開いてみると、まったく写真を撮ってない。

すごく正直なところを書くと、写真を撮りたくなるような、真新しい景色に出会っていないんです・・・。
八丈島。
紅葉しないし、はっきり言って景色の変化に乏しいです、今。

そんな中で、ちょっと面白い植物にハマっている。
第13話 「おじぎ草と落花生」
おじぎ草、という植物を知っていますか。
指先でちょこっと触れると、まるでお辞儀するみたいに、すーーっと茎や葉を下向きに折る。
ブラジル原産で、寒い冬は枯れてしまうらしい。
うちにある鉢植えは、まだ青々として、夜に閉じた葉は、また朝には自分で開いている。
八丈島ではハウスで発芽・生育させているようで、先日手に入れた2鉢を、大事にしている。

実は一度、水やりを忘れて葉がほとんど散ってしまった。
丸坊主に近くなった枝だけのおじぎ草に、水をたっぷり与えて屋外の日光に当てたら、気づけばまた鮮やかな緑色の、かわいい葉が生え揃っていた。
とても強い植物だ。

沖縄では自生しているらしい。
気温が低いと、枯れるらしいので、八丈ではいつまで元気かな、と気になっている。
1鉢はベランダに、もう1鉢は室内の窓辺に置いてみている。
第13話 「おじぎ草と落花生」
おじぎ草と一緒に、落花生もいただき、すすめられた通りに塩茹でして食べた。
ものすごーーーーーく、美味しかった。
塩茹でする食べ方は、沖縄も同じ。
豆のふっくらとした甘みが感じられて、落花生は茹でに限る!と個人的に強く思う。

カツオ、マグロも安価で美味しいのがスーパーに並ぶ。
半身を買ってきて、皮を取って、いいところは刺身にする。
ブツになったところは漬けにする。
自宅で食べる分だから、適当だけれども、自分で下ろした刺身はなぜか美味しい。
第13話 「おじぎ草と落花生」
切り口も、鮮度がいい方が美味しいのかな。
それとも、季節のせいなのかな。

味覚の秋も深まったと思いきや、このところの八丈島は、蚊が再び発生中。
雨が降り、妙に蒸す日が2、3日続いて、蚊に刺された。
すごくかゆい。しつこい。
シブトいやつらなんじゃないかと思う。
第13話 「おじぎ草と落花生」
風が強い。
海から潮が運ばれて、車のフロントガラスが汚く曇っている。

かと思うと、風のない、布団干し日和の、最高に秋らしい太陽の日もある。
ぽかぽかと暖かく、まだニットを着る気候ではないなぁ。
昼間は汗ばむ気温の日もある。

かと思えば、これは暖房ほしいな・・・と、室内でじっとしているととても冷える日もある。
でもまだ、基本的には暖かく、シャツの上に、薄手のジャケット一枚あれば、朝夕の気温差もまだ大丈夫。

けれど、雨だけは内地の東京より断然多いな、と感じる。

晴れていても、スコールというか、まぁ。小雨、霧雨、スコールが突発的に発生するので、洗濯物はいつでも心配だし、2、3日前には、土砂降りだった。
雲が低く降りてきて、島をすっぽりと包み、飛行機が条件付きになってしまった。
そんな不安定な、混沌とした季節。
第13話 「おじぎ草と落花生」
立冬を過ぎました。

次に更新される2週間後の日曜日は、私は宮古島にいます。
マティダ市民劇場で行われる「危機的な状況にある言語・方言サミット(宮古島大会)」に参加する予定です。

と、いうわけで、次は方言サミット直前のレポートということになりそうです。

冬が近づいてきました。
体調に気をつけてみなさま元気にお過ごしください。

扇授 沙綾(せんじゅ さあや)

1976年 東京生まれ。
2003年から2011年まで、宮古島・狩俣に住む。
伊良部島へフェリーでの1年間の通勤を経て、東京へ。
現在、東京在住→2018年、八丈島へ。
12歳の息子と二人暮らし。



第13話 「おじぎ草と落花生」「方言サミット2018 宮古島大会」
期日 2018年11月24日(土)
時間 10:00~18:45
場所 マティダ市民劇場
【入場無料】

※八丈方言も参加します。
詳しくはコチラ



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