第6話 「八丈島のメインビーチ、底土」

atalas

2018年07月22日 12:00



暑いですね。
いかがお過ごしですか。

今回から月2回の寄稿となった、扇授沙綾(せんじゅ さあや)による、『島旅日記~八丈島と、フラクタルの魔法』です。
海の日だった先日。畳の上で大の字になったら、そのまま昼寝をしてしまうという、プール帰りの小学生みたいなワタクシでした。

八丈島の海は透明度が高く、砂浜から泳ぎ出せばすぐに魚が泳いでいます。
水温は、入った瞬間に、冷たい!と感じるくらい。気持ちがいいです。

底土(そこど)の海は、ピンク色のこんもりとした珊瑚がよく見えます。
ピンク、百日紅の花の色のような。
テーブルサンゴもたくさん見えます。私はまだ、ウミガメに遭遇したことがないのですが、遭遇率はかなり高いそうです、すぐその辺に。

底土は、黒い砂のビーチで、そのきめ細かな黒砂はとても美しいです。
砂場の砂よりも、粒が大きいので、じゃりじゃりしないので快適です。
私がお世話になっているお灸の師がいうには、黒砂のデトックス効果は絶大で、砂浴は超おすすめだそうです。今時期は、ちょっと砂が、熱いけれども。。。
観光客が退いた、秋口くらいに私もしっかり健康になろうと思います。

この連休から、底土に海の家がオープンしました。
これが・・・
いいんだなあ。。

テーブルやベンチ、ビーチ椅子と勝手に呼んでいる屋外用のチェア。
あれが、かわいいピンクや水色にペイントされて、手作り感、ぬくもり感のある、広々とした空間になっています。

メニューも豊富です。迷ってしまうな。。。
生ビールはもちろん、島酒やハイボールもあります。
パッション生ビールっていうのが、とても気になります。

底土の海は、本土・竹芝桟橋への島民の足、大型客船橘丸が入る底土港の脇です。
沖にテトラポット(消波ブロック)があるので、海に向かって桟橋の左側は波が穏やかでとても泳ぎやすいです。
自然の岩で区切られたプールのような浜もあり、小さな子供たちがプカプカと浮き輪で浮かんで安心して遊んでいます。
少し大きな子供たちになると、桟橋の先から左側の海に飛び込みをして遊んでいます。
ここはダイバーたちの入り口でもあり、タンクを背負った人たちが桟橋脇の石段を降りて、次々に海に入っていきます。

桟橋のあたりは、海の深さ3~5メートルくらいで、珊瑚も魚も、桟橋から覗いただけで見ることができます。
もう、シュノーケルには最高です。

今日は、潮が引いている時間に、少し大きな珊瑚の近くを泳いでいたところ、小さな魚の群れがパーッとやってきて、自分と一緒に泳いでいる。
その感覚は、なんとも言えない、癒しです。

あんまり潮が引いたので、シュノーケルではお腹を擦ってしまいそうなところもあり、かといって、立ち上がって珊瑚を踏みつけるのもなぁ・・・っと。
海の中をウロウロしてしました。

底土の浜には砂浜もあるけれど、岩場です。
いくつかのエリアに分かれているので、自分で泳いでその地形というか、それを覚えたいなと思いました。
たくさん潮が満ちて、砂浜にたっぷりと海水が覆う時も、気持ちよく海水浴ができると思います。

四角い、ハリセンボンみたいな魚がいたので、後から訊いてみると、それは多分、「ハコフグ」という魚らしい。
箱みたいだった、確かに。かわいい顔をしていたな。
熱帯魚もたくさんいます。

八丈島では、今時期、桟橋からでもカンパチやムロアジなどの美味しい魚が釣れるため、釣りをする人が多く、釣り宿も多いです。
面白いのはレンタカー屋さんに、釣り人用の車の設定が必ずあります。

そして、海と山、ふたつの自然アクティビティが楽しめるのが、八丈島のいいところです。

山もまた、いいんですよ。。。
いくつかの見どころ、滝や沼、清流などがあるので、またご紹介できればと思います。
あ、温泉もありますよ。

さて、学生は今週で学校が終わり。夏休みに入りますね。
今年は9月1日、2日が土日のため、44日間という長~いお休みです。

子供たちの夏休みは、たとえば八重根の岩場で、かなりの高さからの飛び込みや、素潜りで遊ぶこと。釣り、そして夏祭りに花火大会。
夏はイベント目白押しです。

そうだ、私は星空ウォッチングにハマりそうで、夜毎、車で観測スポットへと繰り出しています。
それについても、また。

あぁ、書ききれてません。。。
八丈島の美味しいもののお話も、また(笑)



【島旅日記~八丈島と、フラクタルの魔法】
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扇授 沙綾(せんじゅ さあや)

1976年 東京生まれ。
2003年から2011年まで、宮古島・狩俣に住む。
伊良部島へフェリーでの1年間の通勤を経て、東京へ。
現在、東京在住→2018年、八丈島へ。
12歳の息子と二人暮らし。

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