いよいよ待望の夏休みがはじまりました。今回の金曜特集はそんな夏にお役立ちとなりそうなスペシャル企画です。
今回のゲストライターは、宮古生まれの宮古育ちの本村佳世(産休子育て休暇中のATALAS STAFF)。子連れの里帰りを通して、「こどもと一緒に楽しむ宮古」をリアルに体験しつつ、島のおすすめ子連れスポットをまとめてくれました。
6月下旬、夫と子どもを連れて、2泊3日のプチ帰省をしました。子どもは2歳になったばかり。体を動かすのが楽しくてしょうがない(そして親は目を離せない)お年頃です。帰省にあたり、晴れたらビーチで泳ぐのも楽しいけれど、子連れ旅行で、泳ぐ以外に親子で楽しめるのはどんなところかな、と考えてみました(大人は景色を見るだけでも楽しいんですけどね)。うち、今回の旅行で行った場所をふたつご紹介し、そのほかにも楽しめそうだな、と思うところをいくつかピックアップしてみることにします。
3つの大橋や、泳ぐのに楽しい海は、既にいろんなサイトで紹介されていますので、当記事では割愛しますね。
■カママ嶺公園
いきなり、観光地ではなくて私が子どもの頃に一番よく行った公園(笑)。市街地から久松地区に抜ける丘の上にあります。
公園で、なんといってもまず目をひくのは、巨大シーサーのすべり台!。
シーサーの中にある階段や登り棒や吊り橋を使って、上にのぼっていきます。大人がいっしょに入るのはちょっと難しいサイズですが・・・ママならどうにかのぼれるかしら。パパはちょっと難しいかも!(がんばる?)。シーサーのしっぽと左前足がすべり台、口の中と頭の上が展望スペースになっています。落っこちないように気をつけてね!。
高台にあるので、公園からは平良の市街地から平良港を一望できます(編注:公園の展望台からは宮古6島すべてを見ることが出来る数少ないスポット)。ブランコ、鉄棒、砂場といった公園ならではの遊具で遊ばせながら、大人は遠くまで見渡せる風景を楽しむのもいいかもしれませんね。
余談ですが、関東圏にお住まいの方は、砂場の砂の色が違うことにも驚かれるのではないでしょうか。関東圏などでは黒っぽい色の砂ですが、沖縄の砂場は地元の海から運んできた白い砂が使われいます。
■宮古島海中公園
前日にホテルの売店で、水槽を興味津々に眺めていたので、もしや、おさかなさんを眺めるのが楽しいのか?と思い、海中公園に連れて行ってみました。どうやら、ビンゴだったらしい(笑)。
今回行ったのは海中観察設備のみでしたが、当公園の敷地内には他にも、遊歩道やらハイビスカス迷路やら、いろいろ楽しそうな設備があります(今回は真っ昼間だったので、暑すぎてつい敬遠してしまいました・・・)。
海中観察施設(要入館料金)では、タイミングによっては魚が見られないこともある、と事前に聞いてはいました。私たちが降りていったときも、ちょうど魚がいないタイミング。案内係の方によると、直前に大きな魚が近くを通ったせいで、そこにいた魚が逃げて行ってしまったとのこと。そこでうちの2歳児に「おさかな、いないねぇ。おいで~って呼んでみる?」とけしかけたところ、元気に「おーいで!おーいで!」コール。ホントに魚がわらわらやってくるというミラクルを起こしてくれました(笑)。本人がいちばん大喜び。窓から窓へと走っては、のぞき込んでおりました。
入口の管理棟内には売店や民芸品の工作体験コーナーがあり、トイレのそばにはオムツ替え用のベッドが用意されていたり、観察施設内には海に関する絵本やぬいぐるみが揃ったキッズスペースがあったりして、全体的に子ども連れにやさしい施設だなー、と感じました。ありがたや~。
宮古島海中公園webサイト
■そのほか
【平安名崎灯台にのぼる】
言わずと知れた名所、東平安名崎。その岬に立つ灯台に、階段「のぼってみる」のはいかがでしょう。展望台までがんばってのぼったら、見渡す限りの水平線!のごほうびが待っています(
開館時間・入館料など)。
豆知識:東平安名崎は東シナ海にあり、先端だけが太平洋に接しています(第11管区海上保安部)
【熱帯植物園を歩いてみる】
宮古島市熱帯植物園
カママ嶺公園と同じく、子どもの頃から何度となく行っていた施設ですが、久しく訪れないうちに来島者が楽しめる施設になっていました。
熱帯系の植物を中心とした広々とした庭園は、裏手の大野山林へとつながっており、自然探索をしながらの散策や、森の中の展望台を楽しむことが出来ます。また、
宮古島市体験工芸村(園内)や、
宮古島市総合博物館もあります。
施設系なら、
宮古島海宝館でいろいろな形の貝を見てみるのもいいですね。あとは、見学好きな小中学生なら
地下ダム資料館(島内にある地下ダムを巡ってダムカードを集めることも出来ます)や、塩づくりの様子を知ることが出来る
雪塩ミュージアムを見学してみるのもいいかも!。ああ、なんだか思ったよりたくさんあって、紹介しきれない・・・。
書きながら、海しかない~っと思っていた ばんたが(我らの)宮古島には、こんなにもいろいろおもしろそうなのがあったのかと、再発見になりました。わたくしの脳内では、はやくも次の帰省の際の行き先リストアップが始まっております。
あっ、この記事をご覧のみなさま、もしおすすめの場所が他にありましたらぜひとも教えてくださいませ、お願いします!
最後に・・・。
■おすすめ携行グッズ
お子さま連れであるならば特に、夏場の旅にはこんなのもお忘れなく~!というのを列挙してみました。
1.水分&塩分(ミネラル分)の補給(こまめに!)
夏場にご旅行の方は、こまめな水分+塩分(ミネラル)補給をお忘れなく(特にお子さまの!)。四方を熱帯の海に囲まれた宮古島は常に(そして非常に)湿度が高いので、とめどなく汗が吹き出てゆきます。あ、ミネラル補給には、黒砂糖もいいはずよ~。
2.虫よけグッズ、虫刺されの塗り薬
個人的な感想ですが、県外から訪れる方はかなりの確率で虫刺されにやられているように見受けられますので、虫よけグッズ、虫刺されの薬は携行されることをおすすめします。島内のドラッグストアでも入手できると思います。まあ、特に、がざん(蚊)ですな。白と黒のシマシマのあいつ。
3.日焼け止め、日よけグッズ
いわずもがな、南の島の日差し(と紫外線)は、だいず(たいへん)強烈ですので、日焼け止めや帽子、サングラスなどの日よけグッズは、是非ともご用意を。日焼け止めは、子どもにも使えるやさしい成分でできたものとか石けんで落とせるタイプとかもありますね。あと、体をクールダウンできる冷感タオルなどもあると心強いはず。
4.心と旅程に、ゆとりを。
そして最後に。一番必要なモノ・・・かと。
せっかくの旅行ともなれば、やってみたいこともたくさんあるかと思います。が、なにより「無理をしないこと」が一番。残念ながら天候がくずれたり、波の高くなりやすいビーチもあったりすることもあるかと思います。また、お子さまが小さいと予定通りに行かないことも多いかもしれません。でも、みんなが無事に元気に帰れてこそ、いい思い出になるのだと思います。うちに帰るまでが旅行ですので(笑)。どうぞ、旅は「ぬかーぬか」(のんびりと)お過ごしくださいませ。
なんだかばたばたとまとめましたが、宮古島に旅行されるどなたかの参考になりましたら幸いです。
あつか~(それでは)、良い旅を!